7億円の工事をたった4か月で完成させた“効率的な現場の仕組み”の作り方

こんにちは!事業仕組化専門のコンサルタント 藤井悠平です^^

いつもボスマガをご覧になって頂きまして誠にありがとうございます。

今日は、7億円のショッピングモールを現場監督した時のお話し。

 

 

僕が建設会社に入社をしてから2年間の間で、

最後の現場となったのが、7億円規模のショッピングモールだ。

人生の中で、最大規模の現場運用となった。

 

 

現場内での職人さんは、150人~200人を超え。

これまでの現場のピーク時と比べて3倍以上だ。

それに加えて、工期が4か月しかないという超短期な工期だった。

 

 

短期の工期で効率よく各種作業が運用されなければ

このプロジェクトは完成されなかった。

おまけに、現場監督の人員も少なく

僕を含めて2人で現場を運用していた。

通常であれば、4人~5人の現場監督が必要なところだった。

 

 

ただ、現場が始まると人員不足を理由に

工事を遅らせるわけにはいかないのだ。

 

高い施工技術と施工精度を保ちつつ、

工事を完了させることが最重要目標であった。

 

となれば、現場が自動的に回る仕組みを作ることが

何よりも重要かつ優先事項となった。

 

 

ここで、実際に仕組化したものを一覧にしよう。

 

■現場 仕組化一覧■

 

・朝礼・昼礼 作業内容の把握・伝達の徹底

・安全教育シート 見本作成とマニュアル作成
⇒自動で記入してもらう仕組みづくり

・現場場内工事全体の見える化 (作業全体の進行状況)

・トランシーバーによる 現場・管理者との連携

・施工図・メール等の最新情報の共有ファイル作成

・施工図作成の外注化

・打合せ記録の徹底による施主・設計者・施工者の情報認知

・優先タスクの明確化と振り分け

 

 

このように、現場側の動きを明確かしつつ

自動的に作業が進行し、変更があれば迅速に通知ができる環境を整えたのだ。

 

『いやいや建設業と弊社のビジネスを一緒にしないでくれよ』

 

っと、思うかもしれないが、本質はすべて同じだ。

 

経営者がいなくても、受注生産が進む仕組みや

営業から商品提供の流れまで一貫して仕組を作るのであれば

従業員や協力業者との連携が歯車のように取れることが大前提である。

 

上記の一覧にした仕組みをもとに、

仕組みを考える時の本質的に重要なことを伝えよう。

 

 

■自動化ができる仕組みづくりの本質■

 

①業務内容が明確に分かりやすく、実行しやすい状態であること
(頭で考えなくても、見ればわかる状態を作ることがベスト)

 

②最新情報の共有とズレが生じないようにすること

③管理するものは【数字】で明確に抑えること

④自社以外でもできる雑務作業は外注化して、
自社でしかできない業務に集中すること

⑤いつも同じ作業をするものは、テンプレートを必ず作成する
(アンケート調査・メール定型文・営業のスクリプトなど)

 

上記の5つは必ず押さえて置きたいポイントだ。

 

 

事業が自動で運用できる仕組みを作る上で、

お金の管理・集客の数値化・広告の効果・成約率など

『数字』として管理ができなければならない。

 

それは、問題が発生したときに

瞬時に経営者として解決すべきポイントを押さえ

対策案を打ち出さなければならないからだ。

 

 

■事業をスタートさせる前に自動化を前提にする■

 

僕は、新規事業に参入するときは必ず自動化できるかを考える。

 

『自分がいなくても運用できる事業』であることが最重要なのだ。

でなければ、一つの事業をするだけで一杯一杯になる。

 

おまけに、経営者がしなけばならん作業が進まない・・・

売上が上がらない、利益がでない。これでは貧ジリ状態だ。

 

事業を自動的に運用できる仕組みが構築できていれば、

指示は大きな方向性と現状の改善策を提示して

作業はスタッフさんにしてもらう体制を整えることが重要である。

 

 

■最初から完璧な仕組みは完成しない■

 

事業が自動的に運用されるまで、

すべて完璧にすることは難しい。

 

経験上、一つ一つ問題が起きたときに

改善策を必ず出す習慣をつけていた。

 

そして、改善した作業タスクを

マニュアルに反映するようにしていた。

 

今日は、自動化の大きな全体像が明確になれば良い。

今後、細かく細分化をしてお伝えすることにしよう。

 

 

■2年間の現場監督を終えて■

 

『大規模な組織を運用する経験をする』

自分の限界値を突破するためにも
監督の仕事は非常に大切な経験だと踏まえていたんだ。

 

これまで自分が事業を運用した時は

せいぜい5人くらいのチームだった。

 

このくらいなら経営者でも各スタッフの状況を把握するのも問題ない。

 

ただ、100人クラスとなると、

かならず組織形成が重要になった。

 

1人の職長さん + 職人さん5人~10人 というチーム。

僕らは職長さんのみ、打ち合わせをする。

 

その情報が確実に、現場の職人さんに伝わるためにも

監督だけではなく、現場の職人さんどうしで話し合う場も設けた。

 

大きな組織になるほど、直接指示がだせない

スタッフへの伝達不足が起きる。

 

経験上、それが積み重なると

『聞いた、聞かない』の言い合いになり

結局、仕事が進まなくなる・・・

 

 

重要な通達事項は、チェックリストにまとめて

各スタッフに全員に配布。

 

確認したか否かをチェックリストにて

管理者が確認できる仕組みを作る。

 

【無料チェックリストデザイン作成】

⇒ https://goo.gl/qTYdar

 

このサイトも簡単にデザインとチェックリストを

作成できるのでお勧めの一つだ。

 

3人~5人の従業員スタッフがいる事業では、

必ずリーダーを決めたほうがいい。

 

今後の予定や目標の共有をリーダーと行うこと。

 

また、リーダーの育成は幹部候補として行う。

幹部育成については、またの機会に話すことにしよう。

 

今日は、ここまで^^

それでは、また!

see you again!!!

 

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