キンコン西野のマーケティングとは?

セールスライター の里見です!

 

突然ですがあなたはキングコング西野さんを知っていますか?

 

芸人としてより

最近は絵本作家や著者としての方が

目立っている人かもしれませんね。

 

ぶっちゃけ言うと

個人的には芸人としての彼は

そんなに面白くない・・・(げふん!げふん!)

 

いや、なんでもないです(笑)

 

今回言いたいのは彼が面白いとか

面白くないではなく・・・

 

実は彼の出している

「革命のファンファーレ」という本について

お話をしようと思いました。

 

 

というのも実はこの本の中で

語られていることは

マーケティングの基本になることばかりなのです。

 

ですので今回は革命のファンファーレの中身を

紹介しながらマーケティングの話をしたいと思います。

キンコン西野はマーケッターである

まずはじめに提唱したいのが

キングコング西野は非常に優秀なマーケッターである

ということです。

 

今回の題材となっている革命のファンファーレを読んで

思いましたが非常にマーケティングを分かっていて

ちゃんと計算して色々なことをしているな

(アンチや炎上含め(笑))

 

という感想を持ちました。

 

話をマーケティングに戻すと

彼の絵本を売った手法について

解説していきたいと思います。

 

絵本を無料で公開?

ビジネス的に紹介したい手法が

絵本を無料で公開した、

ということです。

 

キングコング西野は

「えんぴつ町のプペル」という絵本を発売しました。

 

そして発売から3ヶ月して

その内容を全編無料でネット公開したのです。

 

当時そのことはとても話題になりました。

 

どちらかと言えば批判が多かったようです。

 

「クリエイターにお金が落ちなくなる!」

「業界が疲弊する!」

といった内容だったようです。

※革命のファンファーレP.98より引用

 

無料で公開してしまったら

内容がわかるんだから

売れるわけがない。。。

 

そう思われていたところ

実際にはこれまで以上の売り上げになったとか。

 

22〜23万部程度で落ち着きかけていた

売り上げも31万部まで発行された!

ということでした。

 

これはマーケティングの世界でいうところの

「フロントエンド」

という考え方になります。

 

先に価値を提供する

フロントエンドとはお試し商品。

集客するための商品のことをいいます。

 

まだ見ぬ見込み客に対して、

先に価値を提供して商品の良さを

実感してもらうということです。

 

これをキンコン西野は

絵本の全ページを無料公開する、

ということをしてしまったわけです。

 

「全部無料で公開したら

買ってくれないのでは?」

 

そう思った方も多いでしょう。

しかしキンコン西野はしっかりと分かっていました。

絵本の価値は内容だけではない、ということを・・・

 

 

それは絵本の価値には内容とは別に

物体として置いておきたい

という価値や感情があるということです。

 

絵本を買う目的には

内容とは別に小さな子供に

読み聞かせをしたいという用途があります。

 

そうなるとスマホなどの画面よりも

実際の絵本として手元に置いておきたい、

という感情があります。

 

またネットで公開された

「プペル」は縦スクロールのため

横並びの読み聞かせには向いていません。

(ここも計算してそう設計していたようです)

 

そして小さな子供がいる主婦は

そこまで自由に使えるお金がない。

 

だから絵本選びに失敗は許されないのです。

 

そうなるとすでに内容の知っている昔からある

絵本を選ぶか実際に中身を知っていて

内容に安心できるものを選ぶかしかないわけですね。

 

イチかバチかの博打が打てない層だからこそ

あえて全て公開してしまって

安心して買ってもらう。

 

この戦略がヒットして

大きな売り上げアップにつながりました。

 

このようにまずは試してもらい、

そして買ってもらう戦略を

 

フロントエンド→バックエンド

と呼ばれていて

マーケティングの世界ではかなり昔から使われている

古典的な手法の一つです。

 

キンコン西野の手法はぶっちゃけ

新しくもなんともない方法ですが、

 

絵本業界という閉鎖された業界で使うことで

一気に自分の商品を広げることに成功したのです。

 

信用通帳とは?

最後にもう一つだけ紹介したい言葉があり、

「僕は信用通帳というものを作っていて・・

信用を貯めているから嫌われても稼いでいける

 

みたいなことが書いてあるのですが

これは完全に「7つの習慣」

「信頼残高」の話と全く一緒(笑)

 

簡単にいうと

人には見えない信頼(信用)の残高があり

それが貯まったり引き出されたりする。

 

人に信頼されることをすれば

貯まるし、

 

約束を破るとか

何か不義理なことをすると

残高は引き出されて

ゼロになると人が離れていくよ、

とかそんな話です。

 

なんというかこの人は

あたかも自分が作ったかのような

言い回しがうまいなぁという印象です(笑)

 

それは全然悪くないと思うし

そのことでこれまで

フロントエンドもバックエンドも

信頼残高の概念も知らなかった人が、

 

そういうことを意識するきっかけになるのなら

それはそれで価値があるのではないかと思います。

 

何か最後は少しディスる感じになってましたが(笑)

 

しっかりと見込み客のことを理解して

見込み客が何に価値を感じるのか?

 

何が購入する時の障害になっているのか?

 

何を提供すれば

それが解消するのか?

 

それを明確にして

あなたのビジネスにも組み込んでくださいね!

ということをお伝えしたいと思いました。

 

どうしても新しいことに目がいきがちですが

根本には人がいて、

その人たちが購入してくれるのです。

 

基本に立ち返り

お客さんの不安を解消して

希望の未来を叶えるためにはどうしたらいいのか?

 

それを考えることが

自然と売れるコピーになるきっかけです。

ぜひ考えてみてくださいね!

それでは!!

 

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