from 鈴木しゅん 多摩市内のドトールコーヒーにて
目の前の席に若い男女が座っている。
多分、ここらへんにキャンパスのある帝京大学の大学生か
20代なかばにも見えるので大学院生だろう。
何やら揉めているようだ。
コーヒーも飲まずにずっと揉めている。
周りが見えなくなっているのか、会話が明確にこちらに聞こえてくる。
「なんでずっと私が食事代を払ってるの!?私が貸したお金も返してよ!じゃないと別れる!」
キレた女性の声。
金の切れ目が縁の切れ目。まさにこういった状況だ。
人の不幸は蜜の味とも言った具体に、なぜか僕の大好きなドトールのレタスドッグとコーヒーがどんどんススム。
食欲が止まらないw
検索候補に出てきたので、「ドトール レタスドッグ カロリー」で検索してみたら、
やべー。レタスという魔法のコトバに暗示をかけられて、もっとヘルシーな食べ物だと思ってた。炭水化物すげー多いじゃねーか!
こういう暗示にかけられる食べ物ワードは、他にもある。例えば「ポテトサラダ」。「サラダ」といういかにもヘルシーなワードがついているから食べてしまう。あれが「じゃがいもマヨネーズ」という本来の言葉だったら、僕は食べられない・・・
という中年デブ男のオーガニックな話はおいといて・・・
話を聞いていると、女性は普段から付き合っているいわゆるヒモ男の食事代を負担し、同棲をするための引越し費用と家具などのお金50万円程度を3年前にヒモ男に貸したようだ。
ヘラヘラ笑っているヒモ男。
激怒している女性。
周りのお客さんもチラチラ男女を見ているが、そんなものお構いなし。
ヒモ男は、「ちゃんと毎月1万円ずつ返すからw」とヘラヘラ笑っている。
最初はメシウマ話だと思って興味本位に聞いていたが、途中から本当に殴ってやりたくなった。
僕は本当に怒っています。
本当にひどい。
殴りたいほど怒っています。
本当に殴ってやりたい・・・
このクリームパンのようなコブシで…
この女を。
金を貸して男を駄目にするばかりでなく、お金の本当の価値を理解していない。そして労働してコツコツ貯金した50万円をクズ野郎に奪われる…。
だから殴ってやりたくなった。中年デブに殴られて目を覚ませ!
お金の本当の価値とは
さて、お金の本当の価値とは何なのか…
この50万円を本当に毎月1万円ずつ返したとしても完済まで実に4年以上もの月日がかかる。
3年前に貸した期間も合わせて、7年だ。
さて、ここでお金の話になるのだけど、7年もお金を借りておいて、
元本の50万円を返せばおしまいで良いのか・・・と思ってしまう。
例えば、もっと極端に期間を延ばせば理解しやすいと思うけど、
70年前に50万円を借りて、今50万円を返しますって言われたらそれで良いのか。
7年前の50万円は、本当に今の50万円と同じ価値なのか・・・
当然違う。物価が上がっているので、当然同じ50万円の価値は下がっているのは当然なのだけど、仮にこの女性が正しいお金の運用をしたとしたら、この50万円は7年でいくらになるのかが更に重要になってくる。
毎年仮に8%の利回りでこの50万円を増やしていったら、
1年目:500,000円×1.08=540,000円
2年目:540,000万円×1.08=583,200円
3年目:583,200円×1.08=629,856円
4年目:629,856円×1.08=680,244円
5年目:680,244円×1.08=734,663円
6年目:734,663円×1.08=793,436円
7年目:793,436円×1.08=856,910円
なんと7年で356,910円も増えていることになる。
もちろん毎月1万円ずつ返してもらうなら元本がそれだけ減っていくので
運用の利益も減るのだけど、大抵はこういったヒモ男はお金を全く返さない。
更には物価上昇によるお金の価値の目減り分を考えれば
100万円返してもらっても割に合うかどうか・・・
つまり7年経って全額返してもらったとしても元本50万円だけでは、不十分なのだ。
さらにこの女性が25歳だったとして、75歳までの50年間もの間、
8%平均で運用を続けたら、この50万円はいくらになるのか・・・
23,450,806円だ・・・
ん?
2345万!!??
7年で356,910円増えるのはなんとなく理解できると思うけど、
50年経つと22,950,806円も増えるのか!!!
この女性がヒモ男と別れたとして、貸した50万円を諦めたとしたら、
実質被害額は50万円ではなく、運用も考えたら一生涯で23,450,806円も損することになる。
つまりお金の価値は時間が経つと変化するのだ。
さらには、正しい運用を身に付ければ、老後2000万円不足問題は、このヒモ男に貸したたった50万円で解決できるのだ。
さて、ここで今回のコラムで最も大切な話を伝える。
時間を味方につけて、長期でお金を増やしていくには、初期のまとまったお金、例えば今回のように50万円とか100万円が必ずしも必要ではない。
毎月数万円が節約や副収入から得られれば、そのお金で運用し、将来の数千万円をつくることが可能なのだ。
いやむしろ元本50万円よりも毎月30,000円の積立のほうがよっぽど増えるのだ。
仮に毎月30,000円を8%運用で50年間積み立てると、50年後には
なんと
215,402,838円にもなる・・・
ん?
2億1千5百万円!!!
8%運用なんて無理だよ・・・銀行だって利息は0.001%なのに・・・
そんな声が聞こえてきそうだけど、仮に投資の世界では普通に出る運用利回り4%で運用したとしたら、毎月30,000円は50年後には
56,143,818円になる。4%運用でも5,600万円だ!
実際には8%運用も10%運用も可能な数字なのだ。
僕の知人は毎年34%平均で運用している人もいる。
もちろん銀行に預けていては、増えないばかりではなく、そのお金の価値は減っていく。
「複利とは人類の偉大なる発明である」という名言を残したアインシュタイン。
その言葉の通り複利を味方につければ君の人生は勝ちがほぼ確定する。
逆に複利を敵にしている人だらけなのが、現状の大きな問題だ。
複利を敵にするってどういう行動?
この話の先は勉強会でお伝えしよう!
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