死と関心から考えるコピーライティング

@東京へ行く新幹線より

 

先日のあるニュース番組である海外ブランドの

デザイナー兼創設者の方が亡くなったとの

ニュースがありました。

 

その様子を

街角の人々にインタビューしていたのですが

人々の反応が印象的でした・・・

 

そのブランドは主に女性向けの

ブランドであったため

街角インタビューされていたのも

女性でした。

インタビュアー

「●●さんが亡くなったそうです」

 

女性たち

「えーショック!」

「私、そのブランド今持ってますよ。ほら。」

 

など、反応は様々ですが、

驚くことに彼女らの顔は、、、

 

笑っていたのです。

人々はそのデザイナーが亡くなったことに

それなりショックというか

驚きの声をあげながらも

 

その顔は笑っていました。

 

悲しみに絶望するとか

そんなことはなく

世間話をしているような感じです。

(実際世間話ですが・・)

 

これを聞いてあなたはどう思いますか?

「知らない人が亡くなったくらいだからそんなもんだろう」

「自分には関係ないしな」

 

おそらくこんな風に思われた方も多いかもしれませんね。

正直にいうと僕も気の毒だなーくらいで

そのニュース自体には対して興味は持てませんでした。

 

もちろんそれは人にもよって違うでしょう。

このブランドが好きな人からしたら

それはものすごい衝撃的なことだし

とても落ち込んだりしたでしょう。

 

何が言いたいかというと、、、

 

人は自分に関係のあることしか

興味のない生き物なのです。

 

もっと言えば自分にしか興味がない・・

と言っても過言ではないと思います。

 

人は自分ごとでしか動かない

人は自分ごとでしか動かないのです。

今回のニュースのように

人が亡くなったというニュースであっても、

 

ショックで落ち込む人もいるでしょうし

一方では

自分とは関係のない・・

 

ということで笑顔で話す人もいるわけです。

 

どちらが正しいとか

正しくないとかの話ではなく

それが人であるということです。

 

もしこれが身内や

仲の良い友人であったりしたら

どうでしょうか?

 

このように笑顔で話すことが

できるでしょうか?

 

 

きっとできないですよね。

 

これはセールスコピー においても

同じことが言えます。

 

いくらあなたが商品の素晴らしさを伝えても

相手にとって関心のあることで無ければ

興味を持ってもらえません。

 

では、人々の関心をあなたの商品に向けるには

どんなコピーを書けばいいのでしょうか?

具体的にお話をしていきます。

 

誰に向けての商品であるか?

この商品は誰であるかを明確にします。

これが結構難しいのですが、

曖昧にせずにできる限り明確にしてください。

 

お客さんの職業や年齢などの

スペック面にフォーカスする方法と

 

悩みや問題にフォーカスする方法があります。

 

どちらが良いとかはありませんが

悩みにフォーカスをした方が

自分ごとであると思ってもらいやすい傾向はあるでしょう。

 

「安売りばかりで忙しいだけで利益の残らない経営者の方へ」

「最新のネット用語がさっぱりわからないアナログ社長へ」

「糖質制限をしても結局リバウンドしてしまったあなたへ」

 

このように悩みに対して伝えた方が

読み手もいイメージしやすいでしょうし

書き手も書きやすいと思います。

 

みなさんではなく「あなた」

広告やブログ、メルマガで

”みなさん”とつい使ってしまいませんか?

 

”みなさん”と言われると

その他大勢に話しかけているように

感じ取られます。

 

”みなさん”ではなく

あなたが、あなたへと

一人の相手に話しかけるようにしてください。

 

そうすることで、

「この人は私に話しかけているんだ」

と思ってくれます。

 

自分が話したいことを話さない

交流会や飲み会、

他にも普段の生活の中で

自分の事ばかり話す人はいませんか?

 

「俺は●●な人と知り合いだ」

「俺はこんな特技を持っている」

「俺はこんな人間なんだよ!」

自分、自分、自分、自分、自分・・・

 

正直うざいですよね?

 

残念ながら話している本人は気づいていません。

こんなすげー俺ってどうよ??

みたいな感じです。

 

その人のファンでない限り

人の事なんて興味はないのです。

 

自分が話したい事を話してはいけません。

相手が教えて欲しい事

相手が知りたい事を話すのです。

 

似たような話しで、

「プロダクトアウト」

「マーケットイン」

という言葉があります。

 

プロダクトアウトとは

商品視点で発信することです。

 

この商品を売りたいからこう言う。

この商品の良さはこういうとこだよ!

だから買ってね!!・・・と。

 

一方で、マーケットインとは、

お客さん視点でコピーを書くことです。

 

あなたはこんな悩みを持っていませんか?

きっと毎日このような辛い出来事がありますよね?

 

もしそれが●●(理想の状態)になるとしたら

あなたはどんな気持ちですか?

 

それが可能になるものがあります。

それは・・・

というような感じでお客さんの悩み視点で

話すように伝えることです。

 

お客さんにとっては自分の悩んでいることや

それを解決できることが書いているのであれば

自分ごととして捉えてくれるようになるのです。

 

ただし注意してもらいたいのが、

セールスとは押し付けではない

ということです。

 

あなたはこう悩んでいますよね?

と言いながら決めつけたりはいけないのです。

 

相手が本当に悩んでいるからこそ

そこに共感することで

信頼を得ることができます。

 

顧客ファーストを忘れずに

いかがだったでしょうか?

今回お話したことは

お客さんに自分ごととして

捉えてもらうためのテクニックの一部分です。

テクニックはテクニックなので、

当然お客さんによっては対応や

方法も違うでしょう。

 

人によっては違うアプローチでないと

いけないかもしれません。

 

大切なことは、

顧客ファーストを意識する、

つまり、、、

 

お客さんの悩んでいることは何だろう?

それを解決してどんな未来を望んでいるのだろう?

理想の人生は何なんだろう?

 

常にこの意識を持っておき

お客さんの感情に寄り添おうとする

姿勢がコピーにも現れるのです。

 

今まで以上に

あなたのお客さんに寄り添ってみてくださいね。

それでは!

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